研究会の歴史
本研究会は、土木リモートセンシング研究会並びに地すべりリモートセンシング研究会の活動を引き継ぐ形で設立したものであります。両研究会は、これまで相互に協力しながら、建設・砂防分野でのリモートセンシングの普及・展開を目指し、それぞれ活発な研究会活動を継続してきました。具体的には、内外の文献調査、SARに関する勉強会の開催、現場見学会の実施、土木学会との共同研究である高分解能衛星データの活用方法の検討、外部機関より学会が受託した研究の実務を遂行する等、幅広い研究活動を行ってきました。同時に、活動成果を学会誌や学術講演会の機会に広く公表し、学会員に研究成果を周知することにも努めてきました。さらに、こうした活動の集大成として、2001年11月にはワークショップを開催し、1mクラスの高空間分解能衛星データと合成開口レーダデータの今後の活用に向けての礎となる議論をすることができました。以上の活動を通じて、両研究会設立時における当初の目的は、ほぼ達成できたものと考えられることから、これら2つの研究会を発展的に解散し、一層の研究活動の充実を図るため、新研究会を発足させることとしました。