一般社団法人 日本リモートセンシング学会

国土防災リモートセンシング研究会

Scientific Research Group for National Land Environment and Disaster Prevention

本研究会では、主に国土マネジメント・国土防災の観点から、リモートセンシングの利活用方法について、高分解能衛星や合成開口レーダなどの最新技術の動向も視野に入れ、幅広い研究会活動を進めています。

研究会の活動内容

 現在、国土防災リモートセンシング研究会では、下記の2つのテーマを立ち上げ、研究活動を進めています。研究会員は、各自の興味に応じて具体的な研究活動を進めています。もちろん、双方のテーマについて活動をしている会員もいます。



■災害時活用版ガイドラインの改定および実習マニュアル作成

災害時ガイドライン改定(評価・改善)に関する研究
 気候変動の影響による降雨量や降雪量そして気温変化に着目し、激甚化している水害や土砂災害を取り扱ったデータ利用ガイドラインの各解析事例について、最新の衛星リモートセンシングデータ導入を想定した分析と評価方法の提案を目的としています。現在は、実務レベルで展開されている災害関連解析・評価について調査を実施しています。
災害時ガイドライン実習マニュアル(演習書)作成
 実務者自身が災害時ガイドラインを活用できるものにブラッシュアップしていくことを目的としています。具体的には、突発的豪雨や複合災害を原因とする災害現況把握に対する衛星画像の活用方法を検討するもので、フリーソフトとオープンデータの利用を想定したマニュアル教材(演習書)を検討・作成に取り組んでいます。



■次世代衛星・UAVデータの利活用に関する勉強会

 現在、さまざまな解像度や観測頻度を有する衛星画像が提案・実現されています。短い観測頻度を活かした時系列解析、マルチスケールの衛星画像利用、UAVにより取得された画像・各種のセンシングデータの利活用を対象とした最新動向・事例の紹介の場(勉強会)を設けるとともに、当研究会が継続してきたリモートセンシングデータの実利用に関する議論を継続して実施していきます。

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